「福住内科クリニック」ウェブサイト

毎週木曜日における肝臓専門外来での専門的な診断から治療を行う

肝臓専門外来とは日本肝臓学会の専門医を取得している院長が肝臓を専門に診察する外来です。肝臓はアルコールや尿酸など体内の毒を中和したり、胆汁をつくったりといった働きをしています。再生力が強い臓器で、多少壊死したり切除されたりしても働き続けます。強い臓器のため負担がかかりがちで、ちょっとしたことでは症状に現れません。逆に言えば、症状として出てきたときにはかなり病気が進行してしまっていると言えます。

大変タフな肝臓ですが、炎症が長く続くと次第に弱っていきます。肝機能検査数値では気になる結果が出ていても、本人の自覚症状はほとんどありません。放って置くと肝機能障害となり、さらに悪化すると肝臓がんとなってしまうことがあります。

肝機能障害の原因にはアルコールや肝炎ウイルス、自己免疫異常、甲状腺の異常などがあります。日本の肝臓がんの多くはB型・C型の肝炎ウイルスです。

肝機能障害は肝炎ウイルスであれば抗ウイルス薬の内服や注射、アルコールであれば禁酒などを行います。肝臓の疾患は進行してしまうと元の状態に戻すことがほぼ不可能です。少しでも進行しないうちに肝臓の異常に気付き、原因となる生活習慣を改善することが必要になります。

福住内科クリニックでは超音波検査により、肝臓や膵臓などの臓器を確認することができます。肝機能の数値で引っかかったことのある方やお酒の飲み過ぎを自覚している方は、専門医のいるクリニックで詳細な検査を一度受けてみてはいかがでしょうか。